盲点補完
見えないものが見えている:盲点補完
http://psychmuseum.jp/blind_spot/
公益社団法人日本心理学会「心理学ミュージアム」内のページに掲載されています。
上記URLをクリックするとリンクします。
コメント:心理学ミュージアムに採択されたカラー多めで説明多めでガーリー?な作品です。
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ウサギとワシ(2014/05/06掲載)(2016/01/06説明文訂正)
ワシさんがウサギさんを狙っている。ウサギさんを逃がしてあげよう。
まずはAから。
右目を閉じ(手でふさいだ方がやりやすいよ)、左目でワシさんの眼を見つめる。
視線をワシさんの眼から移さないまま、ディスプレイに近づいたり離れたりしてみる。
ある程度の距離(たぶん50
cmくらい)のところでウサギさんが消えて見えなくなる。
視線をワシさんの眼から移さないのがポイントだよ。
BとCも同じようにやってみよう。
-解説-
ウサギが見えなくなったことから、網膜上の光を受け取ることのできない部分、盲点の存在が確認できる。
盲点の部分にある対象は見えない。しかし、「見えない」ことが何も見えないことと同じこと、例えば闇の中のような黒に見えることを意味するのなら、aにおいてウサギが見えない部分は黒に見えるはずである。逆に「見えない」ことが白に見えることを意味するのならbにおいてウサギが見えない部分は白に見えるはずである。実際には、aとbのどちらにおいてもウサギの見えない部分は背景と同じ色が続いているように見える。つまり、ウサギの見えない部分は周りの情報に基づいて補完されている。この補完の働きにより、cではウサギが見えない部分においても背景の草の模様が続いているように見えるかもしれない(ただし、周辺視なので模様を大雑把にしか把握できていないという可能性もある)。
コメント:学部時代に研究室が学園祭の企画を出していて、そこでネコちゃんに狙われた金魚鉢の金魚を助けようという盲点のデモを用意していたような記憶がある。子供向けでいいなあと思ったが、そのまま再現するのはまずいと思ったのでウサギとワシに変えてバリエーションもつけて補完の働きが明確になるようにした。
2016/01/05の更新日まで閉じるべき目を右と左で逆に書いていました。責められたら謝るしか方法がないです。ちなみに今の年齢になっても自分の手を見ながら左右を確認しています。
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